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こんにちは。

 

あきま操整体の秋間です。

 

今日は「高齢者の一喜一憂」と題して書きます。

 

人間誰にでも「気分がいい日」「気分が悪い日」があると思います。

 

生きていれば当たり前なことです。

 

こんな心理状況を「一喜一憂」というわけですが

 

若い人と高齢者の「一喜一憂」には違いがあるようです。

 

若い人の一喜一憂

【喜】

■好きな人ができた

■部活でレギュラーになれた

■仕事で評価された

■給料が上がった

などなど

【憂】

■彼氏(彼女)にフラレた

■試合でミスをして負けた

■会議で発表しなければならない

■ボーナスが減った

などなど

 

片や高齢者の一喜一憂は

【喜】

■今日は膝の痛みがない

■息子と買い物に行ったら、知らない人に「そちら旦那さん?」と言われた(笑)

■長年悩んでいた病気が改善した

■もう登れないと思っていた高尾山(山頂)に登ってこれた

【憂】

■今日はいつもと異なる痛みがある

■医者から「レントゲンに今までなかった影が写っている」と言われた

■仲のいい人が亡くなった

■可愛がっていたペットが亡くなった

 

これはほんの一部ですが

(ちなみに高齢者の一喜一憂は私の母の実話です...リアルでしょ笑)

 

何となく若い人と高齢者が感じる一喜一憂には性質の違いを感じます。

 

比較的高齢者は健康にまつわる出来事に一喜一憂します。

 

昨日は痛くなかった足が今日は痛い...とか

 

若い人は気にしないようなことも高齢者は一喜一憂します。

 

多分、若い人は体に痛みが有っても

 

「放っておけば治る」と思っているから

 

体の痛みでは一喜一憂しないのかと思います。

 

それに対して高齢者は

 

普段とは異なる痛みが体に感じると

 

いつも以上に一喜一憂します。

 

これは

 

いつもと同じ痛みなら慣れているけど

 

いつもとは異なる痛みが起こると

 

自分の健康が害されていくと潜在的に感じ

 

不安に思うようです。

 

こんな状態の時は決まって精神的に不安定になります。

 

いつもの痛みとは異なる経験したことがない痛み

 

これが一番「一喜一憂」してしまうように思います。

 

特に普段元気な高齢者ほどその傾向にあります。

 

誰もから羨ましがられる

 

そんな元気な高齢者は特に注意です。

 

あきま操整体には元気な高齢者が沢山来ます。

 

だからこそ高齢者が一喜一憂する瞬間を良く目の当たりにします。

 

診ている者として

 

一喜は安心ですが

 

一憂は心配です。

 

少しでも早く一憂を脱出させてあげないと寝たきりにだってなりかねません。

 

元気な高齢者を診るのって思っているほど簡単ではありません。

 

こうした

 

フィジカル(肉体的)な面と

 

メンタル(精神的)な面

 

どちらも安定させないとならないのですから...

 

それでも

 

やり甲斐があるので

 

向き合えるのですけどね。

 

このような、高齢者の心理をしっかりと理解することもこの仕事をする上でとても大切なことだと思います。