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本日始めてお越しになられた80代女性のお話です。

 

数ヶ月前にクモ膜下出血を患い入院→リハビリをしていたそうで

 

現在は手押し車を使いながらも歩行が出来る状態でお越しになられました。

 

普段はデイサービスに行っているそうで

 

そこでは体を動かすことをしているとのこと。

 

色々と話を伺い、実際に身体状況を診ることに...

 

椅子に座り片足づつ上げる動作の評価をすると

 

明らかに上げにくく、更に左右差も見て取れました。

 

身体状況から察するに、他の身体評価は実施できそうにありませんでした。

 

店に入ってきた時の動作や

 

片足を上げる動作などの評価だけですが

 

筋力低下は伺えました。

 

しかし

 

ここで「筋力低下」としか評価しないのは浅はかです。

 

筋肉の出力ができないのは筋肉そのものが足りないからだけでなく

 

筋肉(等の軟部組織)が緊張しており

 

脳からの指令をスムーズに伝達できなくなってる

 

このような可能性もありえます。

 

そこで

 

評価の次に

 

施術ベッドに寝て身体調整を行うことに。

 

ベッドに寝て体に触れると...

 

想像通り脚全体が固まっております。

 

その硬さは「腹筋や肋骨」「肩や首」まで固まっておりました。

 

実は、こうした状況は全て想定内です。

 

体の緊張状態を確認したところで施術を開始しました。

 

実施した施術方法は

 

筋肉(等の軟部組織)の緊張を緩和する、いわゆる「ほぐし」を行いました。

 

こうした状況の体には緊張を与える刺激は御法度です。

 

いかに筋肉(等の軟部組織)の緊張を緩め

 

脳からの指令を円滑に行えるように戻せるかが鍵です。

 

約30分施術を行い

 

最初の硬さがほぐれてきたのを感じたところで終了!

 

慎重に体を起こして

 

最初に行った

 

椅子に座り片足を上げる動作を再評価...

 

すると

 

どちらの脚もスムーズに上げることが出来ました。

 

本人も

 

「楽になった~」と喜んでいました(笑)

 

こうなってくると

 

放っておいても勝手に体を動かし始めます。

 

私がご家族の方とお話している間

 

しきりに脚を上げ下ろししていました(笑)

 

こうした様子を見たご家族の方も少し安心したみたいで

 

「これから通わせようと思います」とのお言葉を頂きました。

 

私も内心ホッとしました(笑)

 

(通ってくれることにホッとしたのではなく、

私の能力がこの方に役立つことにホッとしました)

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ご家族の方ともお話をしましたが

 

病院やデイサービスでは

 

体を動かそうと色々とアプローチしているそうで

 

その割に

 

期待以上の成果が得られいなかったようです。

 

今回

 

「筋肉を鍛えるより前の段階がある」ことをお話し

 

実際に見てもらいました。

 

筋肉を鍛えるより前の段階...

 

それこそ

 

「筋肉をほぐす」という段階です。

 

この

 

筋肉がほぐれている段階ができてこそ

 

筋肉を鍛える段階に入ることができます。

 

そして本日のタイトル

 

「筋肉は鍛える前に○○〇ておかないと効果はありませんよ」

 

〇〇〇に入る言葉は、もうお分かりですよね

 

「ほぐし」です!

 

改めまして

 

「筋肉は鍛える前にほぐしておかないと効果はありませんよ」

 

ぜひ頭に入れておいてください(笑)

 

 

最後までお読みいただきまして有難うございます。

今日も素晴らしい一日をお過ごしくださいませ。