こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
今日は「治った」と「治まった」の違いについて書きます。
よく新規のお客様がいらっしゃると初回のカウンセリングで
「〇ヶ月前に膝が痛くなったけどしばらくしたら痛みが治った」
このような話を耳にします。
でも、決まって
「それからまた痛みが出始めて、今は痛みが増しています」
こんな話になります。
一見すると何もおかしくないように見えますが
細かく状況を把握しようとすると
この話には違和感を感じます。
問題の箇所はズバリ
「〇ヶ月前に膝が痛くなったけどしばらくしたら痛みが治った」
です。
更に問題点をフォーカスすると、この文章の最後の部分
「痛みが治った」
です。
その次の会話で「それからまた痛みが出始めて、今は痛みが増しています」となっている訳ですから
実は最初の「痛みが治った」は治っていなかったわけです。
もし本当に痛みが完治していたら、そんな簡単に再発することはありません。
正しい表現をするとしたら
「〇ヶ月前に膝が痛くなったけどしばらくしたら痛みが治まった」
が正解です。
「治った」と「治まった」の違いは
治った=完治
治まった=一旦引いた
と語彙変換してみると理解しやすいかと思います。
別に日本語を正しく使わないとダメ!とか
そんな、めんどくさい話をしたくて書いているつもりはありません。
あえてこんなことを書いているのは
「治った」の理解を深めていただきたいと思って書いているだけです。
施術家である私にとって「治った」は完治を指します。
だからこそ
お客様に対して安易に使うことができない言葉でもあります。
施術家が「治った」と言えば
お客様だって「治ったんだ」と解釈するのです
その数日後に痛みが再発したら、そのお客様はどう思われるか
あそこの先生は「治った」と言ったのに、直ぐ痛みが出てきた...
と不満や不信感を抱くでしょう。
だからこそ私は安易に「治った」と言いません。
そもそも「治った」は痛みが引いた段階の事ではありません。
(ここ大事↑)
「治った」とは損傷箇所が正常な状態に戻り、何の問題もない場合に使います。
関節の可動域や柔軟性、筋肉の硬さや筋肉の出力など...
全ての条件が正常とみなして始めて完治と言えます。
痛みが引いただけの状態は「治まった」
全て改善した状態は「治った」
です。
覚えておいてくださいね(^O^)