こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
今日のお題は正座ができない人は正座の練習をしてはいけないです。
最近では、40代で膝の痛みを起こしている人も見かけるようになりました。
現代は膝の痛みはどんどん若年化してきております。
膝の痛みがある人にとって出来ない動作(所作)の一つに「正座」が挙げられます。
膝の痛みを起こしている人はかなりの確率で正座ができなくなっております。
私がよくお客様にするお話しで
「昔のおばあちゃんはどんなに腰が曲がっていても綺麗に正座は出来ていましたよね」とお話をします。
1990年代に一躍人気者になった双子の100歳、「きんさんぎんさん」は正にそんな感じでした。
↑こんな感じで
しかし、今はどうでしょうか?
「腰は曲がってないけど正座ができない」そんな人が増えたように思います。
(恐らく生活で正座やしゃがむ動作をすることが無くなり、いつしか筋肉等の組織が固まってしまった結果だと思います)
正座ができない人が少しでもできるようにと、「お風呂で正座の練習をしているんです」そんな話も耳にします。
確かにお風呂の中なら保温効果と浮力の影響で、膝への負担が少なくいでしょうからやりたくなる気持ちも分かります。
折角ご本人が努力をしているに、否定はしたくないのですが...
そもそも正座って練習して出来るようにするものでしょうか?
子供の頃や、膝の痛みが無かった頃は当たり前のように正座は出来ていたはずです。
関節が歪んだり、筋肉が固まったりしているから正座が出来なくなっている訳ですよね。
だとしたら正座の練習をして正座が出来るようになるのは、理屈からしてちょっとおかしいように思います。
行うべき優先順位をつけるなら
原因を改善する(歪みや詰まりを改善する)事が先だと思います。
お客様のモチベーションを低下させないよう、さりげなく軌道修正するのも施術者の技量というものです(笑)
今このお客様はどんな症状でお困りで、どんなモチベーションの状態にあるのか?
ちゃんと見極めながら本質的な指導を心がけております(微笑)