こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
今日のお題は「本当のサービスを父から学ぶ」です。
時折このブログで私の両親をネタにしていますが
今日は父のサービス精神について書いてみたいと思います。
私の父はサービス業とは程遠い仕事をしていました。
私の一番古い記憶では
高尾の実家の駐車場にプレス機械を置いて自宅で仕事していました。
多分小学校に上がるよりももっと前だったと思います。
私が小学校に上がる頃には相模原に秋間製作所を立ち上げて通勤していました。
そんな父なのでおおよそサービス業の何たるかを語れるはずもないのですが
不思議と子供の頃から人をもてなす姿は目に焼き付いています。
そうした子供の頃の記憶は
私が社会に出るよりも前のもの事ばかりなので
正直何とも思っていませんでした(笑)
敢えて言うなら
友達のお父さんよりも父の方が誰とでも仲良くするな~
くらいにしか思っていませんでした(笑)
そんな私が20歳の頃に白馬のペンションで住み込みの仕事をし
初めてサービス業を経験しました。
人をもてなす事で
相手が嬉しそうな顔をして下さったり
感謝の言葉を頂けたりすると
何とも言えない気持ちになりました。
そこで働く人たちもみんな同じような感情を持っていたように思います。
とても心が満たされた時間でした。
月日が流れてスポーツクラブのトレーナーになり
尚、サービス業への意欲が高くなっていきました。
それから数年して秋間家には孫が生まれました。
私にとっては甥っ子です(微笑)
私の父は無類の子供好きです
そんな父に孫が出来たら...そりゃ~可愛がりますよね(笑)
今日書こうと思っていたエピソードは
その孫が3歳か4歳くらいの頃のお話です。
秋間家は高尾山の麓にあります。
近くには京王線が通っています。
実家には電車の走る音が聞こえてきます。
そんな環境ですから
秋間家に誕生した孫たちは皆電車が好きになります。
そんな事も手伝ってか
実家にはプラレールが沢山ありました。
何番目の孫が遊びに来たときかは忘れましたが
父が母に
「電池ないか?」と聞いていました
母は
「この前プラレールの電池、新しいのに替えたばかりだよ」と答えていました...
が、父は
「新しい電池じゃなく、残量の少ない電池は無いのか?」と
訳の分からない事を言っていました(笑)
母も意味が分からなかったらしく
なぜ「残量の少ない電池が必要なのか」聞いてみると
父は
「新しい電池で電車を走らせるとスピードが速すぎるから、残量の少ない電池を入れてゆっくり走らせたい。その方が遊びやすいから」
と答えました。
そのやり取りを私も見ていたのですが
正直ビックリしました。
だって、3~4歳の孫を少しでも楽しませる為に準備をするのですから...
サービス業的に言えば
完全なる顧客目線です(驚)
この、顧客目線って
サービス業にとって一番大事な事だと思います。
全くの他業種の父が
そんな事を自然としている姿に学びを頂きました(感謝)
多分父は孫可愛さに
孫が喜ぶ顔が見たくて取った行動だと思いますが
それが私にとっての学びにもなっていました(喜)
そんな孫たちも今では
1番上の孫が23歳(社会人)
1番下の孫も高校2年生と
皆すくすく大きく成長しています。
普通孫もこれくらい大きくなると
お爺ちゃんやお婆ちゃんになんかそんなに会いたくもないと思うのですが
事ある事に会いに来てくれています。
それと言うのも
産まれてからずーっと可愛がってきたからこその結果だと思います。
20数年経って
「自分のしてきた行いが自分に返ってくる」事も学ばせて頂いております(笑)
まだまだ両親から学ぶことが沢山ありそうです(微笑)