こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
前回は「痛みの性質を見抜く」というお題でしたが
書き終えてから暫くして思い出したことがあるので
今日は、続編(というか+α)を書きたいと思います(笑)
数年前に野球をしている中学生が通っていました。
とある日にその子が
「昨日の試合でデッドボールを受けた」と言ってきました。
痛みを伴っているようでしたので、その日は患部に刺激を与えないようなメンテナンスとトレーニングをして終了しました。
それから数週間経って再び来院しました。
その時に、その後の経過を伺うと
「デッドボールを受けた場所がまだ痛い」と言ってきました。
私からすると
「もう損傷部位が治っていても良い頃なのにおかしいな~」
と思い患部に触れてみると特に痛みを訴えませんでした。
受傷部位を軽く動かしてみても、痛みは無しです…
でも、本人曰く「まだ痛い」と(汗)
実はこうしたパターンは良くあります。
受傷直後は組織を損傷させているので炎症反応がありますが
それから数週間も経てば組織の損傷が治っているハズです。
損傷部位の炎症が収まっているのに痛みが残るのは一体何なのか?
ここからは私の仮説です↓↓↓
このようなケースは防衛反応が原因で痛みを起こしているように思います。
前回も書きましたが
突発的な衝撃を受けると脳は体を守る為に筋肉を緊張させます。
タンスの角に小指をぶつけると物凄く痛いですが
その後受傷部位を損傷していない事に気づくと防衛反応を解除してくれ、あの痛みから解放されます。
このように脳は体を守る為に瞬時に(筋肉を)緊張させるのです。
突発的な衝撃が組織を損傷させてしまっている場合
発せられた防衛反応はその後暫く続きます。
その結果、受傷部位の炎症が治っても防衛反応が収まらず痛みが起こっているのです。
(重ね重ね言いますが、あくまで私見です...汗)
『もし損傷部位が治っていて防衛反応が続いているのであれば、その防衛反応が停止さえすれば痛みが無くなるはず』
こうした考え方の元施術を致しました。
結果
...
...
...
痛みは無くなりました(笑)
こうした例はスポーツをしている方特有の物ではありません。
体が弱っている方や、高齢者などは日々防衛反応を起こしています。
高齢者が防衛反応を起こす原因は様々です。
若い世代や健常な体の人にはおおよそ想像もつかない出来事で防衛反応を起こしています。
そのような理由から「目先の痛みに振り回されてしまう」事が多くなります。
お客様の「痛い」に振り回されているうちは本当の改善は見込めません。
症状を的確に判断し、適した措置を取らないと結果は出ません。
ここにこだわれるかどうかが一番重要です(微笑)