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こんにちは

 

あきま操整体の秋間です。

 

今日のお題は「ピンピンコロリの極意とは」です。

 

突然ですが「ピンピンコロリ」って何だかわかりますか?

 

高齢者が死ぬまで元気な体で過ごす事をピンピンコロリと言います。

 

今風に言えば「死ぬまで健康寿命を全うする」という事です。

 

ちょっと真面目な事を書きます↓↓↓

 

日本は、誰もが知る超高齢者大国です。

 

平均寿命も年々伸びてきて

 

現在は『男性81.41歳/女性87.45歳』です。

 

対して健康寿命は『男性71歳/女性75歳』です。

 

この数字を見て恐ろしいと思いませんか(汗)

 

長生きはするけど最後の十年は体が不自由と言う訳ですから...

 

こんな現状を反映してか

 

最近の高齢者が望むのが「ピンピンコロリ」なのです。

 

ちなみに

 

私の両親『父84歳/母79歳』もピンピンコロリを目指して日々頑張っています(笑)

 

ピンピンコロリの具体的な定義は存在していないようですが

 

個人的にはシンプルに...

 

『一生涯自分の足で歩ける事』

 

『生活動作を全て自分で行える事』

 

この二つが出来さえいれば十分「ピンピン」だと思います(微笑)

 

我々世代からすると「なんだこんな簡単な事か~」と思ってしまいますが

 

日々の調子がめまぐるしく変化する高齢者にとったらこんな簡単な事がとても難しいものなのです。

 

高齢者と同居する人は

 

「これくらいの事自分でやってよ~」と

 

つい思ってしまうかも知れませんが

 

誰もが出来る「これくらいの事」が本人からするととても大変な事なのです。

 

(確かに、出来るのにやらない人もいらっしゃいますけどね笑)

 

こうした様々な事があるので

 

「ピンピンコロリ」は口で言うほど簡単じゃないという事ですね。

 

巷ではピンピンコロリを目標にされる方に向けて

 

「高齢者こそ筋トレを」の風潮がありますが

 

私は、ちょっと疑問を持っています。

 

それは何故かと言いますと

 

筋トレ動作に適した関節可動域がある人が筋トレをするのは良いと思いますが

 

身体機能の低下が見受けられる人は、関節可動域が狭くなっています。

 

このような方に無理な筋トレを行わせるのはリスクが生じます。

 

このような理由から私は、高齢者の筋トレは関節可動域が適しているかどうか

 

ここがとても重要だと思います。

 

他にも少し動くと息が上がる高齢者に対して

 

無理に歩かせたり階段上りをさせたりするのも危険だと思います。

 

私の母は大病を何度かしてきているので(特に肺)

 

少しの上り坂や階段でとても息が切れます。

 

一時期は心肺機能を高めるために、無理してでも上り坂や階段を歩くよう指導していましたが

 

最近はアプローチ方法を変えるようにしました。

 

どのように変えたかと言いますと

 

筋トレの話と同様

 

「関節の可動域を大きく動かせるようにする」事を一番のテーマに掲げました。

 

その為には私が施術を行う事と日々のセルフケアが重要です。

 

なるべく実家に顔を出し体のメンテナンスを続け

 

そして、その間指導したセルフケアをやってもらいました。

 

それからしばらくして徐々に筋肉の緊張が取れてきて

 

それに比例して関節の可動域も広がり出しました。

 

そんな手ごたえを感じ始めたある日

 

たまたま出かけた場所に、息も上がらず行って来れた事が嬉しかったようで私に自慢していました(笑)

 

この事から、心肺機能も関節の可動性が大いに関係している事が分かりました。

 

改めて、闇雲に歩かせたり筋トレさせたりしていては本当の成果は得らない事を痛感しました。

 

高齢者の身体状況をしっかり把握し

 

適したアプローチから始めないと望む成果は得られません。

 

ピンピンコロリを達成するにはこのような努力が必要なのかと思います。

 

少々未来の話になりますが

 

30年後は私もその世代になります。

 

遠い未来と思っていると痛い目に合ってしまいます(汗)

 

少なくとも今の高齢者を見ていれば良く分かります。

 

自分の未来は自分で変えられます!

 

既にやるべき努力も決まっています‼

 

後はやるかやらないかだけです!!!