こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
今日のお題は「人が嫌がる仕事を率先して行う」です。
良く「商売が繁盛しているお店はトイレの掃除が行き届いている」と言われますが
実際そうしたお店のトイレは綺麗ですし、成功している人のご自宅も、やはりトイレは綺麗です。
私も極力トイレ掃除は怠らないようにしていますが
「成功する為に」という視点の前に
「お客様に気持ちよく使って頂く為に」
この気持ちでトイレ掃除を心がけています(笑)
(サービス業の基本ですね)
先日トイレ掃除をしていて
「なぜトイレ掃除が嫌じゃないんだろうか?」と考えていました。
すると、自分の過去の経験を紐解いていくうちに分かりました↓↓↓
私は、ハタチの頃ペンションで住み込みという仕事に没頭していました。
その頃の私は接客業の経験が無かった事もあり、お客様と接する事が苦手でした。
仲間たちは接客業務を中心に働いていましたが、私はいつも裏方のような仕事をやっていました。
ペンションでの裏方と言うのは、主に「洗い場」とか「トイレ掃除」とか(汗)
そこのペンションは結構大きかったので
ディナーの時の洗い場はにかく仕事量が多く、毎日汗をびっしょりかきながらやっていました。
それが分かっていたので、接客や配膳業務が得意な人は洗い場を嫌がっていました。
私は接客以外にもベッドメイクも苦手でしたので、皆がベッドメイクしている時間、トイレ掃除やゴミ当番をしていました。
ゴミ当番とは、全館のゴミ箱を集めて一つの大きなゴミ袋にまとめて捨てる業務と、一つ一つのゴミ箱に被せてあるビニール袋を水洗いする業務です。
そう!めっちゃ地味で汚い業務です(大汗)
これもベッドメイクが得意なスタッフは絶対にやりたがらない業務です。
私の場合、ベッドメイクも下手だし遅かったので、必然的にこの業務をやっていました。
(やらされるのも嫌なので率先してやっていました笑)
こうした地味で汚い業務を毎日繰り返していたある日...
いつものように裏庭でゴミ袋を水洗いしていると、ペンションのオーナーが近寄ってきて
「あきま君、君は他の人より要領は悪いけど、その代わり人の嫌がる仕事を率先して行える才能があるんだよ」
と声を掛けて下さいました(驚)
今まで、他のスタッフが出来る事が自分には出来なくて劣等感を抱いていたし
なんなら、「自分はこんな仕事(雑用)がお似合いだ」くらいに思っていました。
そんな自分を見てくれる人が居ようとは思ってもみませんでした(嬉)
自分の事を見て貰えていた事と、自分の能力を評価をされた事に嬉しさがこみ上げてきました。
それ以降は、洗い場とトイレ掃除、ゴミ箱清掃を物凄く頑張りました。
(超単純…笑)
こんな経験があるからか、今でもトイレ掃除は好きだし、食器洗いも好きです。
(食器洗いは今の仕事では全く生かされませんが笑)
どんな仕事でも、人がやりたがらない業務と言うのはあると思います。
幸い私はハタチの頃ペンションのオーナーに自分の能力を評価して貰えました。
そのお陰で現在に至るまで、どこの職場でも自分のポジションを確立してやってこれました。
本当に感謝です。
今ではあきま操整体を開業して15年が経ち、全ての業務を当たり前のようにこなすようになりました。
あんなに苦手だった接客を生業にするのですから嘘のようです。
あの頃の同僚やオーナーが見たらビックリすると思います(笑)
『人間は、ちょっとしたきっかけで見違えるように成長します』
特に若い頃のちょっとしたきっかけって物凄いです。
そこのペンションで働いたのはほんの3週間くらいだったと思いますが、実家に帰った時、ほんの少し成長できた記憶があります。
人生の転機の一つだったと思います。
誰でも、豊かな人生を送りたいと思うでしょうし
商売をしていれば成功に想い焦がれるものです。
私だって同じです。
もしかしたらひと時の成功なら誰でも出来るかも知れませんが
成功し続けるのはとても大変な事です。
私の知る限り成功し続ける人は皆
人の嫌がったり、面倒くさがったりするような事を、やり続ける能力を持っています。
私は、まだまだ発展途上の人間ですし
あきま操整体も伸びしろだらけだと思っています。
これから益々発展していくためには
初心に帰って
「人が嫌がる仕事を率先して行う事」こそ重要だと思います。
いつの間にか泥臭い事を面倒くさがっている自分へ、叱咤激励と思って書いた次第です(笑)