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こんにちは。

 

あきま操整体の秋間です。

 

前回書いたブログ記事の延長線で

 

「人は認められる事で成長する」と題して書きたいと思います。

 

前回のブログ記事では、私がハタチの頃にペンションで勤めていた時代のエピソードを書きました。

 

その話を書いた後、ふとスポーツクラブ時代の出来事も頭に浮かんできました(笑)

 

折角なのでその頃の話も書いてみたいと思います。

 

前回書いた時代は丁度ハタチの頃です。

 

それから2年後、私は専門学校を卒業し、とあるスポーツクラブでアルバイトを始めました。

 

元々市の体育館のトレーニングジムに通っていたので、器具の使い方は大体分かっていました。

 

でも、自分が使うのと、お客様に指導するのとでは全く異なります。

 

まだその当時は接客が苦手でしたので、お客様に何かを説明するのは苦労しました(大汗)

 

それでも周りのスタッフに恵まれて、どんどん仕事が出来るようにり、毎日が充実していました。

 

そんなある日、いつも熱心に研修してくれていた社員さん(4歳くらい年上の男性)が近寄ってきて

 

「あきま!今日飲みに行くぞ!」と言って一方的に連れて行かれました(大汗)

 

その社員さんと、もう一人スイミングコーチの男性社員さん(こちらも年上)も交えて3人で飲みに行きました。

 

内心、「一体何の話をされるのだろう(大汗)」とビビっていました。

 

すると、何故か二人とも私と飲んでみたかったそうで

 

そんな事を言われたことが無かったのでくすぐったい気持ちになりました(笑)

 

どうやら私が入社する前と今とでは、トレーニングジムの雰囲気が違ったり、それ以前から働いていたトレーナーの意欲が上がっているそうで

 

「何かあきまに原因があるのでは?」と思っていたそうです。

 

もちろん、私にはそんな自覚は一切ございません(笑)

 

ただ、毎日必死に仕事を覚えて働いて、極力全ての人と接っしていただけですから...

 

その社員さん達にとっては、何を研修しようが好転しなかったものが、一人の新人スタッフが入っただけで変わっていくのですから不思議だったみたいです。

 

ただ残念なのは、当の本人は全く自覚が無いという(笑)

 

(自覚が無かっただけに、飲み会でお話を伺わなかったら知らず終いでした)

 

その社員さん達が飲みに誘ってくれたお陰で、とても大きな気づきを頂きました(感謝)

 

その飲み会以降益々仕事が楽しくなりのめり込みました(喜)

 

こうした、人に認められる経験って本当に成長します。

 

前回のペンションのオーナーに声を掛けられた出来事と同様です。

 

その後も順調に勤めていた私ですが、実は内心季節労働者への想いが残っていました。

 

どうしてもやってみたかったスキー場での仕事があったのです。

 

充実して働けている今を捨てて冬山に行くのには葛藤がありました。

 

でも、「今しか出来ない」という思いが勝って、冬山で働く決意をしました。

 

後日、そのスポーツクラブに退社願いを申し出、まもなくして退職する日が決まりました。

 

そうこうして残りの勤務もあと僅かとなったある日

 

今度はクラブの支配人から飲みに誘われました。

 

その誘われ方も

 

「あきまさん、どうか一度飲みに行ってください」と声を掛けられ

 

以前他の社員さんに強引に連れて行かれた時とは大違いで、逆にビックリしました(驚)

 

施設を管理するトップがそんな誘い方しなくても...

 

「おい、あきま!飲み行くぞ」だけで良いのに(笑)

 

なぜこんなこの誘い方をしたのか、その理由は飲みに行った時に分かりました

 

どうやら今まで私を誘って飲みに行ってみたかったけど、二の足を踏んでいたようです(笑)

 

飲んでいる時の内容は今でも覚えています。

 

今までのお礼をされ、私への評価を教え下さいました(嬉)

 

そして、これからのクラブの事を相談されました(汗)

 

どうやら、私のようなスタッフは他に居なかったようで、今後どうやってスタッフと上手くコミュニケーションを取って行けばいいのか悩んでいるようでした。

 

10才ほども年下の私に

 

「これからどうやったらいいと思う?」と質問をされ

 

とても答えにくかった記憶があります(汗)

 

だって、偉そうに何かを指南するなんて私のキャラじゃないし

 

何よりも、そこのクラブに在籍していたのってたかだか1年半だし、私よりも能力の高いスタッフがいっぱいいるのですから(笑)

 

でも、その支配人は「キャリア」や「能力」が高いスタッフではなく、私を誘って飲みに行っている訳で

 

きっとそうしたもの(キャリアや能力)とは違ったものを知りたがっていたのだと思います。

 

だから自ら頭を下げてまで飲みに誘ってくれたのだと思います(恐縮です)。

 

私自身は、何も突出したものを持ってないと思っていましたが、支配人の評価は違っていたようです(微笑)

 

支配人には僭越ながら

 

「一生懸命さ」についてお話させて頂きました。

 

何事も、自分の能力が高くなったり、仕事に慣れてくると自信がつくもので

 

その自信は、悪い方に働くと一生懸命さを損なってします。

 

これでは、良いサービスは提供できません...

 

みたいな話をさせて頂きました(結局偉そうですね汗)。

 

幾らキャリアや能力が高くても、一生懸命さが欠けていると魅力は生まれません。

 

私は、「キャリア」や「能力」が低い事にコンプレックスを持ってはいましたが、毎日楽しく仕事が出来ていました。

 

毎日楽しく仕事が出来る事が一生懸命勤める事に繋がっていたのだと思います。

 

多分、これが良かったのかと思います(笑)

 

実は、これって今の仕事でも一緒です。

 

施術家になり、人の体を診るようになった頃

 

この時も「キャリア」や「能力」にコンプレックスを持っていました。

 

10年も20年もキャリアがある人の事を羨ましく思ったし

 

自分より優れた技術を持っている人を羨ましくも思っていました。

 

(勿論こうした物が今すぐ手に入るものではないのは百も承知でした)

 

なんだかんだと葛藤がありながらも、結局の所、お客様の体を診るのは楽しくて仕方ありませんでした(コレ一番大事!)

 

「楽しく仕事が出来ている状態」なら「自然と一生懸命になっている」ものです。

 

『後は余計な事を考えず、目の前のお客様の為に頑張るだけ』

 

結構シンプルです(笑)

 

施術家としてデビューしたての頃、施術をする場所を持てないでいた私は、出張という形で行っていました。

 

そんなある日、私が診ているお客様から紹介で一度に沢山の人を診る機会を頂きました。

 

紹介してくれた人に「なぜそんなに紹介してくれるの?」と尋ねると

 

「だってあきま先生、いつも一生懸命診てくれるから人に紹介したくなるんだよね」と言って下さりました(喜)

 

この一言はとても嬉しかっです。

 

それまで心のどこかに「キャリア」と「能力」にコンプレックスがあって

 

「自分なんて...」と思っていたので(汗)

 

今思うとペンション時代やスポーツクラブ時代と全く同じだったように思います。

 

「キャリア」も「能力」も他の人には劣るけど

 

ただ好きな事をやっていて、楽くて楽しくて、自然と一生懸命になっていたあの感覚。

 

『これだけで人の心を掴むことだって出来るんだ』と知りました。

 

それ以降「キャリア」とか「能力」何ていうのは

 

「勝手に自分が作っていたコンプレックスだったんだ」という事に気が付きました。

 

ちょっとお題から離れてしまったようにも思いますが

 

全てのエピソードには人が存在していて

 

その人から掛けらた一言や、その想いが私を成長させてくれました。

 

そんな経験ができるのも、「楽しく」「一生懸命やっている人」だけが得られる権利だと思います。

 

私は今年五十になる年齢です。

 

一般的な会社員なら後10年か15年しか働けません。

 

でも、個人事業主ならその先も働けます(嬉)

 

あと20年も30年(?)も「成長できる」と思うとワクワクしてしまいます(笑)

 

どうやら私のピークはまだまだ先のようです(微笑)