この仕事をしていると、友達や知り合い、親や兄弟から「ちょっと(体を)診て」と言われる事があります。
大切な人のお願いなら迷うことなく「いいよ」と答えられますが、では誰にでも受け入れられるかと言うとそうでもありません。
「この人とはここまでの付き合い」と線引きしている人からお願いされても安請け合いはしません。
だって、私も人間ですから(笑)
そんな時は「ちゃんと診るから店においでよ」と答えたりします。
(それの方が双方にもいいですから)
実はこの「ちょっと(体を)診て」には様々な情報が伺えます。
例えば勉強したての頃や、開業したての頃は「ちょっと診て」と言われるのはとても有り難く感じました。
この頃って、人の体を診る事に飢えていましたから(笑)
(今思うと純粋ですね笑)
開業して暫く経つと、あれだけ気軽に「ちょっと診て」と言ってきた人もだんだんと言わなくなるもので
恐らく商売としてやっている事を理解したのだと思います。
それくらいの頃になると「ちょっとってなんだよ」と思っていました(汗)
(恐らく自分でも気づかない「天狗の時期」だったんでしょうね)
良い方に解釈すると、「プロ意識が高くなった現れ」だと思いますので、そんなに反省はしていません(微笑)
そんな経緯を経て現在は全く言われることが無くなりました(笑)
仮に今誰かに「ちょっと診て~」と声を掛けられたらどう思うのでしょうか(笑)
きっと今の自分ならイラっとすることなく、「良いよ~」と言って「ほんのちょっとだけ診る」かも知れません(物凄く「ちょっと」笑)
そしてその人にとって一番重要な一言を掛けると思います(笑)
(あくまで予想ですけどね)
こうして振り返ってみると、人から「ちょっと診て」と言われるのは、私に対する周囲の目が関係しているように思います。
見下されているうちは気楽に「ちょっと診て」と言われるけど、一目置かれると言われなくなる
こんな感じだと思います。
それとは別に自分の成長を感じる一面もあるようです。
初心者マークの頃は嬉しく感じて
慣れてくると面倒臭く感じて
一定のキャリアを超えると双方の事を考えられるようになります。
それだけ私も経験を積んだという事だと思うし、成長もしてきたのだと思います(微笑)