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こんにちは。

 

あきま操整体の秋間です。

 

今日は前回の続きです。

 

(前回を読んでいない方は先に前回の記事をお読みください)

 

 

 

▽▽▽▽▽

 

実は私が胆石発作が起こった同じ時期に、母親が帯状疱疹を患い、その後大変な思いをしていました。

 

そんな母が7月の中旬に転倒骨折(腰椎の圧迫骨折)を起こしてしまい、その後自立歩行がままならなくなってしまいました。

 

特に私が入院する一週間前には、とうとう自分の力でベッドから起き上がる事も出来なくなってしまい、父が介助する生活になってしまいました。

 

『とにかく私が入院するまでの期間で少しでも動けるようにしておかないと大変な事になる』との思いで、この一週間は毎日実家に帰り施術をしました。

 

その甲斐もあってか、入院前日には何とか自力で起き上がれるくらいにはなりました。

 

(それでも、自立歩行や衣類の脱ぎ着はスムーズとはいきません)

 

そんな状態だったので、入院前日も実家に泊り母親の施術や介助をしていました。

 

自分の事より母親の事を心配していたので、なんだかあっという間に入院当日を迎えたように思います(苦笑)

 

結局入院当日まで入院準備も出来なかったので、一旦自宅に戻り、急いで入院準備をしてそのまま病院へ行きました。

 

(予定時刻には間に合いました、協同病院近くてよかった~)

 

入院手続きもスムーズに進み、病室へ案内される訳ですが、ここで一つ問題が...

 

案内して下さる人が

 

「あきまさんは個室を希望されていましたが、あいにく個室が空きませんでした。その変わり特別個室が空いておりますのでそちらは如何でしょうか?」

 

と言い出し

 

内心『特別個室って普通の個室より1万円高いんだよな~』と思い、さすがにお断りしようかと思ったら...

 

「今回は個室の料金でお使いいただけるように致しますので」

 

と言われ

 

迷うことなく「ハイ!お願いします!」と言いました(笑)

 

(とってもツイている)

 

特別個室は、設備もさることながら病室内の広さや内装の雰囲気など、どれをとっても申し分ありませんでした。

 

一瞬自分が入院している事を忘れてしまうようでした(笑)

 

入院当日はこれと言ってやることが無かったので、友達や親兄弟に連絡をしてのんびり過ごしました。

 

担当医が回診に来て、明日の手術についての話をされると、一瞬でピリッと緊張しましたが

 

その後担当の看護師さんや、看護実習生なども声を掛けて下さり、術前のメンタルケアに気を使って下りました。

 

私自身、母親が心配な状況でこの日を迎えていたので、自分の手術に対する感覚って何も持たずに来ました。

 

それが返って余計な不安を持たずに済んだのかも知れません(微笑)

 

看護師や看護実習生から「何か不安なことありませんか?」と聞かれても、何も思いつくことが無く

 

「なんなら、予定が早まって今から手術しますって言われてもオッケーですよ」そんな事を話していました(笑)

 

こんな感じで入院日を過ごし、念願の(?)オリンピックも病室でじっくり観戦しました(笑)

 

そして手術当日↓↓↓

 

am6:00起床

 

(これと言ってやる事は無い)

 

手術当日は食事も水分補給も出来ないのでガマン...

 

担当医や看護師さんが病室に来て、手術の再確認をし、その後手術時間まではゆっくりと過ごしました。

 

am11:30頃、「そろそろ行きますよ」という看護師さんの掛け声と共に手術室へ向かいました。

 

一般患者が立ち入ることが無い階に入り、通路を進んで行く瞬間、「あ~いよいよだな~」と感じました。

 

そして手術室に入ると、沢山のスタッフが待機されていて

 

「お~この雰囲気テレビで見たことあるぞ」なんて思ったりしていました(笑)

 

目が合うスッタフ一人一人に、「よろしくお願いします」と言いながら手術台に座りました。

 

それからは麻酔の説明を受け、麻酔から覚めた後の説明を受けました。

 

人生で初めての手術、そして初めての全身麻酔です。

 

『あとは成すがまま』

 

こんな想いで全てを委ねました。

 

麻酔科の先生の説明通り一瞬で落ち、次に目を覚ました時には手術が終わっていました(驚)

 

どうやら予定していた時間よりも早く終わったそうです。

 

手術室を出たら兄が来ていて声を掛けてくれました。

 

二三言会話をした後スマホを取り出したので、満面の笑みでダブルピースをしておきました(笑)

 

その後病室に運ばれました。

 

その時は、口に酸素マスク、左手にオキシメーターと点滴、左腕に血圧計、両ふくらはぎには血栓予防の自動的に圧迫を繰り返す機械(名前は分かりません)が付けられていました(あと尿道カテーテルも)。

 

看護師さんからは「寝返りくらいはしても大丈夫ですよ」と言われましたが、殆ど身動きが取れませんでした(汗)

 

腕を動かす事は出来たので、スマホを持って昨日お知らせした人たちに術後の報告をしたり、オリンピックを見たりしていました。

 

ただ一つ分かったことは、「術後のオリンピック観戦は縫った所に響く」という事(泣)

 

興奮しないよう、静かに観戦していました(笑)

 

何とか時間を潰す事は出来たのですが、さすがに術後の体は眠たくて、改めて人間の体の機能を思い知りました。

 

(うっかり昼間に寝てしまうと、深夜に寝付けなくなると思い、頑張って起きていました)

 

今回の学びの一つは

 

「体を動かす事が出来ない生活ってこんなに辛いのか~」と知りました。

 

こうして無事手術日も終わり消灯時間になる訳ですが、ここで一つ問題が...

 

夜な夜なオキシメーターのランプが黄色に点滅し、「ピー」っと鳴るので、良く分からないけど「これって大丈夫か?」と思っていました(汗)

 

次第に黄色の点滅の頻度が増していき、終いには赤ランプが点灯し始め、音も「ピーーーー」っと長い音になりました...

 

私もうつらうつらしていたので、若干寝ぼけていたのかも知れませんが

 

「このまま死ぬのか?」なんて思っていました(笑)

 

いささか赤ランプが気になってきたので、申し訳ない気持ちを持ちつつナースコールを押し、見てもらいました。

 

説明を聞いても良く分からなかったのですが、とにかく「大丈夫ですよ」と言う言葉を聞いて、そのまま眠りにつきました。

 

それ以降2時間おきくらいに目が覚めましたが、その都度生存確認しホッとしました(笑)

 

術後1日目↓↓↓

 

そうこうしているうちに6時の起床時間になりました。

 

看護師さんに窓のカーテンを開けてもらい、朝日を浴びた瞬間

 

自然と感謝の気持ちが溢れました。

 

(ちょっとオオゲサですかね笑)

 

担当看護師さんが言うには「午前中には付いている装置を全て外して点滴だけになって貰い、午後は歩行練習をしましょう」との話でした。

 

その時の体の状況はどんな感じだったかと言うと

 

力を入れたりすると手術痕(おへその縫い傷)が痛む状態でした。

 

えらいもので、たかだか数センチの手術痕なのに、ほとんどの動作が出来ませんでした。

 

特に力むような事をすると傷口に響きます。

 

他には、お腹が物凄く張っていました。

 

分かりやすく言えばガスが溜まっている感じです。

 

これって、実はぎっくり腰の方に多い反応です。

 

「なるほど、丸一日の臥床と、点滴のみの状態だから腸が動かないんだな」と思い

 

そこからはベッドできるセルフケアを実践していました。

 

「つま先の閉じ開き」や「骨盤上下」が普段とは全く異なる程動かしにくくなっていてビックリしました(驚)

 

他にも肋骨の可動も小さくなっていました。

 

起床してから2時間ほどセルフケアを行うと、いつもの状況に近い感じになりました。

 

この時に「よし!これなら起き上がれそうだ」と確信しました。

 

それから間もなく看護師さんが来て、体についていた装置を外してくれました。

 

点滴と尿道カテーテルだけになり、看護師さんから

 

「起き上がれそうですか?」と声を掛けられたので

 

「ハイ!」と言って

 

グイっと起き上がって見ました。

 

その姿を見て看護師さんも驚いていました(笑)

 

(私の予想した通りになりました)

 

それから「立てますか?」と言われたので、立ち上がってみました。

 

少々ふらつくし、頭がフワーとしましたが大丈夫でした。

 

「では歩いてみましょうか」と言われ

 

病室を出てナースステーションをぐるっと回ってきました。

 

同行した看護師さんもこれなら大丈夫と思ったのか、付き添ってくれたのはこの一周のみでした(苦笑)

 

それ以降は負担の無い程度で体を動かしてもいいとのことでしたので、積極的に動かしました。

 

先ずは病室内で、一体どの動作が大丈夫で、どの動作が良くないのか色々とチェックしました。

 

色々動かしているとやってはいけない動作が分かってきたので、リスクがない動きを中心に動かしました。

 

もちろん体を休める時間も重要なので、横になっている時間もしっかり取りました。

 

ベッドから起き上がる瞬間は傷口に響くので、極力リクライニングを使って起き上がるようにしました。

 

(いくら試したかったとは言え、最初に起き上がった瞬間はベッドがフラットな状態から起き上がりました...ちょっと無謀だった)

 

折角ベッドがリクライニングが出来るので、傷口にストレスが来ない角度を模索してみました。

 

これも後になって分かってくるのですが

 

最初フラットで仰向けになると傷口がつられるような感じがあったのでリクライニングで角度をつけて寝ていましたが

 

日を追うごとに角度を緩めても傷口がつられないようになってきて

 

退院する時はフラットで寝ても気にならないくらいになりました。

 

これも大きな学びになりました。

 

食事に関してはこの日の昼食からお粥(と少しのおかず)が食べられるようになりました。

 

一日半ぶりの食事です。

 

久しぶりの食事だったからなのか、それとも術後の体が弱っているからなのか

 

やたらとお粥が体に沁みました(感謝)

 

脳みそは「焼肉が食べたい」とか思っていましたが

 

どうやら体はお粥を求めていたようです(笑)

 

あの時の感覚は一生忘れないと思います。

 

そして午後の回診の時間になり、担当医が来られました。

 

丁度その時、歩き回って帰ってきた所で、病室でうろうろしていました。

 

担当医も、軽快に動く私の姿を見て驚かれていました(笑)

 

あの、反応を見て「よし、順調なんだな」と感じました。

 

それから退院までの3日間は「体を動かす事」と「休める事」を一日に何度も繰り返してみました。

 

みるみる体は戻ってきて、毎日動ける量や力の入れられる量が増えてきました。

 

退院の前日に、担当してくれていてた看護実習生(と指導教官)が実習終了のあいさつに来てくれました。

 

その時に「あきまさんは、退院後どうされるのですか?」と聞かれたので

 

「翌日から働くつもりです」と答えたら、驚いていました。

 

(私としては、そんなに体を酷使する仕事ではないので無理のない範囲で仕事をしようと思っていました)

 

看護実習生と指導教官からは、「あまり無理はなさらないでくださいね」と念を押されたので、肝に銘じる事にしました。

 

退院日↓↓↓

 

日々順調に回復し、いよいよ入院生活にも飽きが来た頃、ちょうど退院の日となりました。

 

am10:00には支払いや退院の手続きを済ませ、無事退院となりました。

 

私服に着替え、荷物をバッグに詰めていざ退出...

 

入院の時はあんなに軽く感じたバッグがやたら重く感じます(驚)

 

歩く速度もゆっくりしか歩けません。

 

(傷口に響くので)

 

それでも外の空気は美味しい...

 

かと思ったら物凄い猛暑日で、200mも歩かないうちにくたびれました(苦笑)

 

改めて入院生活で体がなまっている事を実感しました。

 

病院から自宅までは500m程ですが、大汗をかきながら到着しました(汗)

 

一旦自宅に帰り荷物を整理して、あきま操整体に戻りました。

 

自宅や店に戻ると、たったの6日振りなのに、なんだか懐かしく、そして安心しました。

 

こうして普通の生活に戻った訳ですが、忘れてはいけないのが母親の様態です。

 

果たしてどんな状態なのか?

 

(多少LINEできいてはいますが)

 

次回は退院後のお話を書きたいと思います(微笑)