時折このブログで「慢心」について書いていますが、今日もその内容です(笑)
施術家には気づかぬうちに慢心をしてしまう瞬間と言うのがあります。きっかけは幾つもありますが、その中でも誰もが一度は経験するのは...
「お客様に喜ばれる瞬間」だと思います(大汗)
長年苦しんでいた体の痛みが劇的に改善すると「あきま先生のお陰で痛みが無くなりました~」と喜んでくださいます。
こんな時は私も嬉しくなります(笑)
お客様の喜びに共感してるだけなら良いのですが、いつまでも浸っていると忍び寄って来るのが「慢心」なのです(恐)
慢心に気が付かぬまま進んで行くとどうなるか分かりますか?
何かしらの失敗が訪れるのです。
その失敗をした時に初めて自分が慢心していた事に気が付くのです(泣)
(慢心の度合いによって失敗の大きさも異なります)
これの怖い所は「何回も繰り返す」って事です。
(皆さんも同じ失敗を何度も繰り返した経験ございませんか?)
普通なら1回経験したら分かりそうなものなのに、何度も慢心してしまうのです(大汗)
ここに気づかないでいると永久ループに陥ります(泣)
そう言えば、一年程前に見ていたドラマで、こんなセリフが有りました。
『「貴方のお陰で助かりました」は麻薬です』
これは、主人公が人を助けた時に「貴方のお陰で助かりました」と言われ気を良くしていた時に、お医者さんから言われたセリフです。
このセリフを聞いて、私もハッとしました...
確かに「お客様の喜びの声や感謝の言葉って麻薬だよな~」と(汗)
お客様の喜びの声や感謝の言葉自体はとても純粋なものです。
純粋なものであるから、頂いた瞬間「心地良さ」が湧きおこるのです。
この心地良さはいつまでも味わって居たくなります。
「いつまでも味わっていたい」という気持ちが成長を止めてしまい「停滞」させてしまうのです。
これが「慢心」の正体かと思います。
こうした事に気がついてから「どうやったら慢心を諫められるか」と考えていました。
(ここを上手ならないと、浮き沈みが激しいかな...と)
そんな折にこのドラマのこのセリフを耳にして、もの凄い共感した次第です(笑)
最近の私は施術後にお客様がどんなに喜ばれようが、どんなに感謝をして下さろうが、慢心しなくなりました。
(正確に言うと完全に「0」になった訳ではありませんが、それでも極めて「0」に近づいたと思います)
ここまで来ると、お客様がどんな反応をしようと動じません。
(一喜一憂はストレスになりますからね)
ではお客様が喜んでくださっている時、「私はどう思っているのか?」となりますが
お客様の気持ちを頂戴しつつも
『頭の中は次のステージに向かっています!』
[解説します]
お客様は、「今」の変化に喜んでいますが、私は「未来」に向かっているのです。
お客様と一緒になって喜んでいると現在地で満足してしまいます。
(すなわち停滞)
こうなった状態が慢心なのです。
お客様の本心も更なる発展を目指している訳ですからここで停滞したくないハズです。
だから「次のステージを見据える」のです。
お客様がどんなに喜んでおられても、次のステージを見据える事。
ここに尽きます!
(と言っても私だって嬉しい訳ですから、言葉や表情は喜んでいますよ!)
慢心を諫める事は自分の失敗を未然に防ぐことになります。
そして、お客様と自分自身の停滞を防ぎ、更なる発展になります。
とても重要なことだと思います(微笑)
仕事だけでなく私生活でも当てはまる事だと思いますので、気を引き締めて歩んで行きたいと思います。