私は日々の仕事(施術)の中で、お客様が気づくことが無いレベルで色々な事を検証しています。
どんなことを検証しているかと言いますと...
「どうやったらよりよい成果が上がるか」
「どうやったら無駄なく行えるか」
「どうやったら再現性を高められるか」
「どうやったらお客様への負担を減らせるか」
こんな感じです(笑)
こうした事を考え細やかな検証を繰り返し、その結果今の施術になっているのです。
私がこの仕事を始めてから20年以上経ちました。
私なりにここ迄やってきてある気づきがありました、それは...
上記のような成果を求めるには、「工程」と「加減」が重要という事。
「工程」とは手順の事。
「どんな流れで何をするか、そして次は何をするか」がとても重要です。
(そしてそれら一つ一つの行動には必ず意味が有ります)
工程を誤ると効果が上がらないばかりか、無駄が増えます。
ここで言う無駄は「時間が余計に掛かる」という事です。
(施術時間がどんどん長くなっていくって事です)
施術時間が長いのは一見すると良心的に見えるかも知れませんが、そうとも言えません。
(一流の施術家は、必要な刺激を与え無駄なく終わります)
無駄を省く事は、お客様(の体)への負担を減らす事にもなります。
工程を的確に行う事は、施術効果が上がり、施術時間が間延びしなくなるって事です。
もう一つの「加減」と言うのは、「力加減」や「刺激の加減」、更に「時間の加減」の事です。
それぞれの加減がとても重要で、不用意に強い刺激を与えれば、お客様の体は防衛反応を起こします。
そして長時間の施術も過刺激になります。
これらの加減が的確になると効果が上がり、(施術における)リスクも減ります。
「工程」と「加減」が的確に行えると、再現性も上がります。
(ここがとても重要です)
こうやって「工程」と「加減」に拘ったり、「再現性」を求めるのって「料理」に似ていますね(笑)
料理も「工程」が重要。
そして「加減」(火加減、さじ加減)が重要。
(ここを誤ると作りたかったものは出来ません)
いつも同じ料理を美味しく作れる人(主婦も料理人も)は素晴らしい。
この仕事を通して尊敬致します(笑)