操整体の効果例
症例1 ギックリ腰(急性腰痛)
性別 女性
年齢 28歳
職業 美容師
症状
職業柄立位姿勢及び中腰姿勢が多く、急性の痛み(腰部)が発症。
状況
下肢への放散痛(痺れ)は発症していないものの、直立姿勢の保持は困難。
立位にて片脚を上げるテストで明らかな異常が見られる。
実施内容
操整体&加圧トレーニングコース(操整体40分+加圧20分)
【写真1】
操整体前の直立姿勢
股関節(筋肉)の緊張から片脚荷重になり重心のずれがみられる。
その為、骨盤の高さに差ができてしまい脊柱の配列にまで影響が
及んでいる。結果肩の高さに左右差ができ、頚椎の傾きにまで至る。
【写真2】
操整体後の直立姿勢
股関節(筋肉)の調整を丁寧に行い、骨盤の高さを整える操整体を
中心に実施。頚椎周辺に過剰な緊張があったので、負担を掛けない
ように筋肉の緊張状態を緩める事で写真2の状態にまで改善。
【写真3】
加圧トレーニング後の直立姿勢
写真2の状態から加圧トレーニングを実施。
最初は腕に巻き、肩甲骨及び脊柱を中心とした動きで関節の稼動
域を拡げる。その後脚に巻き、座位による股関節の動作、ウォーキングを実施。(負荷は全て自体重)
機能されていないなかった筋肉が働けるようになり写真3の状態にまで改善。
調整後の様子
調整直後は痛みが軽減され、後日仕事をこなせるまで回復。現在はスポーツクラブで運動(あきま操整体でメニュー作成)をしつつ、月1回程度のペースでバランスの調整に来ている。
あきまのコメント
いつも決った姿勢で仕事している方は、このように筋肉の緊張から骨格のゆがみに発展 しているケースが事が多いいので、常に筋肉の緊張を緩和させるよう工夫が必要といえます。 こうなる前にお手入れをする事と、何より大事な事はこうならないように体作りが大切です。
症例2 高齢者の立位姿勢の調整
h4>性別 女性
年齢 90歳
症状
最近体の動きがスムーズに行えなくなった。このままだと不安がある。
状況
立位姿勢を横から見ると(写真1参照)背中が丸まり頭が前に出ている。
その場足ぶみを行うとよろけそうになる
見解
写真1の姿勢は重心の位置が崩れている状態なのでこのままの姿勢で動くことは不安定となり歩幅も狭くなる。
実施内容
動きにくくなった関節の可動を再生するために操整体を実施。
関節の可動を再生した後、筋肉に力を入れやすくする体操を実施。
【写真1】
操整体前の姿勢
背中は丸くなり頭が前に出ている姿勢
このような姿勢は体を動かしくくなり、大変不安定。
【写真2】
操整体&筋肉に力を入れやすくする体操を実施後の姿勢
操整体を実施して固まっていた関節・筋肉が動きやすくなった後、筋肉に力を入れやすくする体操を行ったことでしっかりと立てるようになる。
調整後の様子
調整後はひと目で分かるほど立位姿勢の変化が見られた。
立位姿勢の変化は足ぶみ動作の変化にも影響を与え、歩行動作に安定性が増した。
あきまのコメント
高齢者の体は「筋力低下」という問題と共に「関節や筋肉の固まり」が原因で動きにくくなっています。
関節や筋肉が固まった状態を正すだけで格段と体は動きやすくなります。
体がスムーズに動けるようになれば、自ずと日常生活を安心して過ごせるようになります。
症例3 脊柱湾曲の調整及び右肩関節の痛み
性別 男性
年齢 16才
スポーツ 野球(ピッチャー)
症状
ボールを投げる時の右肩の痛み。
状況
右肩関節の可動域をチェックすると正常側よりも可動域が狭い。
前屈姿勢(写真1)で脊柱の捻れを確認。
見解
脊柱の歪みがあるままピッチング動作を繰り返すことで右肩への負担が大きくなる。
実施内容
過剰に緊張した筋肉を緩めるために操整体を実施。
機能しにくくなっている股関節や脊柱を動きやすくする動的ストレッチを実施。
【写真1】
操整体前の前屈姿勢
右の背部が高く左の背部が下がっている状態。
このような脊柱の状況は胸郭(肋骨)を歪ませ、結果的に肩甲骨の可動を制限してしまいます。
【写真2】
操整体&動的ストレッチ後の前屈姿勢
操整体で筋肉の緊張を緩和し、動的ストレッチで強張りを持っていた筋肉が正常に働くようになり正常な脊柱の状況に修正。
脊柱の捻れの改善により胸郭(肋骨)の歪みが軽減し右肩の可動が修正される。
調整後の様子
調整後は見た目の変化と共に、右肩の動きが回復しスムーズに動かせるようになる。
現在は痛みを感じることもなくボールを投げられているとのこと。
あきまのコメント
高校球児はほぼ毎日練習を行います。成長期の体には不適切な運動量を課しているケースが見受けられます。
大切なことは自分の体に適切な運動メニューを行うこと、そして運動後のメンテナンスにつきます。
適切なメンテナンスを行えていればコンディションの不備は解消できます。
症例4 急性の腰痛
性別 男性
年齢 30才
職業 トラック運転手
症状
仕事でトラックを運転していたら痛くなり始め、トラックから降りた時に立てなくなった。
状況
右肩関節の可動域をチェックすると正常側よりも可動域が狭い。
前屈姿勢(写真1)で脊柱の捻れを確認。
見解
仕事柄長時間の同一姿勢でいることが多く腰椎や股関節の筋肉が過緊張をきたしている。
実施内容
過剰に緊張した筋肉を緩めるために操整体を実施。
【写真1】
操整体前の立位姿勢
体をくの字にさせて腰をかばっている。
このような姿勢は,立位姿勢をとる時に働く筋肉が過剰に緊張してしまい正常に働かなくなっている状態と言えます
【写真2】
操整体実施後の立位姿勢
操整体で筋肉の緊張を緩和したことで、体をくの字にすることなく立位姿勢を取れる状態まで回復。
調整後の様子
調整後は診察ベッドからスムーズに起き上がり自然と理想的な立位姿勢を取れるようになる。
動き方次第では軽度の痛みを訴えていたが、施術前の状況に比べれば大幅な機能改善が見られた。
あきまのコメント
ドライバーのような仕事は同じ姿勢で一日過ごします。腰を痛めかねないコンディションで業務に当たれば発症しかねません。
大切なことは運転中でもできるセルフケアを覚え、腰への負担を軽減させる必要があります。
運転中であれ、限られた状況の中でも成果をあげる方法は必ずあります。