タイトルだけを見ると
「え?ストレスと関節疾患(関節の痛み)が関係あるの?」と思うかも知れませんが、大いに関係しています。
関節の痛みとは異なりますが、皆さんはストレスを感じて急にお腹が痛くなった事ってありませんか?
多くの方が「ある」とお答えになるかと思います。
そう、過度なストレスを与えると自律神経が乱れ体の機能を狂わすのです。
何も自律神経は内臓にだけ働くわけではございません。
筋肉や血管にだって働きかけます。
結果関節疾患(関節の痛み)を引き起こす事に発展して行くのです。
こうやって考えて見るとストレスって怖いですね。
ただ、これって「過度なストレスが」が一番の問題でして、適度なストレスだったらどうかと言いますと、肉体的にも精神的にも健康でいる為に必要となります。
(以前、ストレスレベルが低すぎると病気になりやすかったり、平均寿命が低かったりする話を聞いた事があります)
そう、決してストレスが悪い訳では無く、「過度なストレス」が悪いのです。
そうと分かっていても現代人は気づかぬうちに過度なストレスを溜めてしまい、心や体を壊してしまうのです。
あきま操整体は「心のケア」を専門としている訳ではありませんが、体の不調を起こしている人の中で、心の不調も引き起こしているケースを見かけます。
こうした方は、ストレスが軽減していくと次第に体の不調と心の不調が改善されて行きます。
こんな時改めて「心と体は繋がっているんだな~」と実感します。
昨年6月にいらした30代の男性が正にそんな感じでした↓↓↓
この方はぎっくり腰の状態が何日も続いていて、とても辛そうでした。
話しを聞くと「仕事でストレスが溜まっていて、家庭でもストレスが溜まっている」との事でした。
この時は数回の施術で痛みも改善し良かったのですが、それから数か月間が空いて12月頃に「また腰をやっちゃいました」と連絡が来ました。
この時の状態は6月の頃より悪い状態になっていて、話を聞くと「職場環境が悪化している」「家庭の問題も悪化している」との話でした。
更に、腰の治療に病院へ行ってみると「腰椎分離症になっていて、これは治りませんよ」と言われたとの事。
これで、余計不安が募りストレスが更に増えていました。
たまたまそのお客様の前の時間の方がお帰りになる時にその話を聞いていて
「私も腰椎分離症持ちですよ。でも、あきま先生に見て貰うようになってから、全く痛みが出なくなりましたよ」と言ってくれました。
これを聞いてその男性も安心したようです(微笑)
(後に、その一言が大きかったと仰っていました)
その後施術をしながら毎回進捗状況(仕事と家庭)を聞いて、「こうしたら?」とアドバイスをしていくうちに、次第にストレスが減り始め...
しばらくしたら「腰が全く痛くない」と仰っていました(笑)
ここ迄くるのに2ヶ月程掛かりましたが、途中から「どうやったらストレスの軽減が出来るか?」をテーマにしていました(笑)
(ストレスの軽減と共に腰の痛みが減っていく事にご自身も気づくようになってからは、改善のペースがグンと上がったように思います)
新型コロナの影響からか、最近こうした傾向の方を見かけるようになりました。
(急に生活習慣が変りましたからね...汗)
他にも、昨年3月に定年を迎えた男性が、定年直前の3月と定年後4月で体の調子が違っていた事があります(驚)
(勿論、定年後の方が調子が良い)
他にも
転職をしたくてしたくてたまらなかった女性が、やっと仕事を辞める事ができ、休職中に来たら今まで診た中で一番調子が良かった事もありました。
日々のストレス因子が大きければ大きいほど自律神経に影響を与えます。
短期的な影響ならまだしも、何年間も膨大なストレスを与えていたとしたらどんなに恐ろしい事か...
私はこうした過度なストレスを継続的に受ける生活はしていないので、想像が及ばない所もありますが、ストレスで心も体もおかしくしてしまうのは想像がつきます。
ストレスには見える(理解している)ストレスと
見えない(気づけない)ストレスがあると思います。
見えるストレスが大きくなっていて、それが原因であるならそれなりの対処方法があるハズです。
もしかしたら現代人の関節疾患(関節の痛み)って、殆どこれ(ストレス)が関係しているのかも知れませんね(大汗)
原因を骨格ばかりに目を奪われていては改善出来ない症状もあるとだと思います(微笑)