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皆さんは仕事や私生活で人を動かそうとした事ってございませんか?

 

人を動かすには色々な方法があります。

 

対等な関係なら「お願い」をして動かしたり

上司が部下を動かすなら「命令」をしたり...

 

ただ、この二つの方法だけでは上手く行かない事も多々ございます(汗)

 

例えば私がしている仕事は、この二つの方法ではお客様を動かす事は出来ません。

 

(お願いや命令で通院を促すのは可笑しいですからね…笑)

 

通院をするのも、セルフケアを行うのも、お客様の意欲が有っての事です。

 

ですから、お客様には意欲が上がるようにお声を掛ける必要があります。

 

例えばお客様にセルフケアをやってもらいたい時に私が掛ける言葉なら...

 

『これをやった方が良いですよ』とお伝えします。

 

どんな想いでこの言葉を使うかと言いますと

 

「〇〇さんのお体の状況ならこの体操をやった方が早く良くなりますよ」という想いを込めてお伝えします。

 

お客様に『あきま先生は私の事を考えて(想って)言ってくれているんだ』

 

こんな感情になって貰えたら、自然とお客様は行動してくださいます。

 

ただですね...そんな中、先日お客様にセルフケアを指導していた時に出た言葉が

 

『やらなきゃダメ』でした。

 

使った時の心情は

 

『この方はコレを絶対にやらなきゃダメだ』という気持ちでした。

 

いままでの『やった方が良いですよ』とは比べ物にならない程の強い言葉だと思います。

 

言われたお客様もとっさに『これはやらなきゃダメなんだ』と思われたようです(笑)

 

そのお客様が帰られてから、ふと考えました

 

普段は言葉を選んでいるのに感情で発する瞬間もあるんだな~っと

 

数年前は感情が溢れてお客様を追い込むような言葉を使っていたこともあります。

 

(随分前のブログに書いた気がします)

 

その頃に発していた言葉に比べると

 

今回の『やらなきゃダメ』はお客様の共感を得られていたように思います。

 

あの頃と今と何が違うのか?

 

多分、独りよがりの指導をしていたのがあの頃で、今はお客様ファーストになっているのかと思います。

 

(自分で言っていてちょっと恥ずかしい…照笑)

 

恐らくあの頃に掛けていていた言葉と今回の『やらなきゃダメ』は、言葉の圧力は似ていてもお客様に与える印象は180°異っていたように思います。

 

「独りよがり」と「お客様ファースト」

 

これはマインドの違いです。

 

お客様に過度なプレッシャーを与える言葉を使っている時は、お客様ファーストだと思っていたとしても、結局の所自分ファーストになっているものです。

 

仮に似た言葉を使ったとしても、お客様ファーストで発せられる言葉であるならお客様は共感して下さるのです。

 

 

 

どなたにでも大切な人や、かかわりの深い人はいるはずです。

 

親子、夫婦、兄弟、親友、先輩、後輩、上司、部下、同僚...

 

今書いた事は全ての人間関係に当てはまる事だと思います。

 

自分のマインドがどこにあるかも分からずに言葉を発していると、相手に伝わらないかも知れません。

 

たまに見かける光景で

 

お母さんが小さなお子さんを叱りつけている姿って、実は子供の為(子供ファースト)と思い込んでいるだけで、自分の為(自分ファースト)だったりします。

 

幾らもっともらしい言葉を選ぼうとも、自分のマインドが自己中心的だったら相手は動いてくれません。

 

相手を動かしたいなら先ずは相手ファーストになる事。

 

「今自分は相手ファーストになれているか?」と客観的に見る事が出来るようになると、良い方に進んで行くと思います。

 

(かく言う私もまだまだ修行中です…笑)

 

過去の失敗体験を糧に自分のマインドを成長させていく事が、私自身の成長とあきま操整体の発展に繋がると思います。

 

その為にも対人関係を円滑に進めていきたいものですね(微笑)