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この仕事をしていていつも思う事、それは...

 

「お客様とどんな関係でいるべきか」です。

 

初診のお客様の多くは、私に依存してきます。

 

簡単に言うと、「全部やってもらおう」って感覚です。

 

多くの治療院はこれをよしとしていて、「おんぶにだっこ」という関係を築いていきます。

 

でもこの関係だと、お客様自身が「自分の体を良くする」という意欲を無くしてしまいます。

 

専門家っぽく言うと、「自己治癒力を眠らせてしまう」って事です。

 

折角通院して下さっているのに、お客様の「自己治癒力を冬眠」させてしまうのは本末転倒と言うものです。

 

こうした事に気づいてからは、私はお客様をおんぶする関係は止めました。

 

では私がお客様とどんな関係を結んでいるかといいますと、「二人三脚の関係」です。

 

二人三脚は二人が横に並び、結んだ足を二人が同時に動かさなければ前に進むことはできません。

 

時にはお客さんが脚を止めようとしてしまう事もございます。

 

そんな時には私の方から、お客さんの脚が止まらぬようにサポートします。

 

ほんの少しの力でも脚を動かして下されば前には進みます。

 

何度止まりそうになっても、止まらないように...

 

最終目標は、お客さんと私が同じ力を発揮して前に進む事が出来るようになる事です。

 

これには時間が掛かるかも知れませんが、ここまで出来るようになるとお客さんの自己治癒力は活性化されます。

 

そして何より二人三脚で歩むこの関係は、お客さんの自律を促します。

 

自律が出来た人は

 

私が居なくても、自分の力で判断し、何をするのが最善なのか分かるようになります。

 

残念ながらいつまでも治療家におんぶにだっこ状態の人には到達できない領域です。

 

 

 

現代は人生100年時代に入りました。

 

お客様にこの話をすると「私はそんなに長生きしたくない」と仰っしゃる人が多いです人が多いです。

 

ただですね、今後益々医療は発展し、簡単に死ねない時代になっていきます。

 

いくら「私はそんなに長生きしなくていい」と思っていても、長生きをさせられてしまうのです。

 

(怖いですね~)

 

 

 

さてここで質問です。

 

もし貴方が100才まで生きるとします。

 

「自分の力で何でも出来る100才」と、

「誰かに助けて貰わないと何もできない100才」どっちになりたいですか?

 

今あなたの脳みそが、誰かに依存しているタイプ(依存脳)の人は、後者になってしまう確率が高いですよ~

 

 

本当にお客様の事を考えている治療院(治療家)はお客様の自律を促す店(人)だと思います。