私が独立して最初に抱いた悩みが、「お客様からお金を貰う」という事でした。
それまでしていた仕事でお客様からお金を頂く事もありましたが、それってあくまで会社があって、その会社の商品を売ったりサービスを提供するからお金を頂く訳で、個人事業主としてお客様からお金を頂く事とは意味が異なっていました。
個人事業主がお客様からお金を頂く事というのは、自身で価格を設定しサービスを提供するという事です。
全てが自分の責任になります。
誰もフォローはしてくれません。
そんな思いがあるから、大なり小なりお客様の顔色をうかがってしまいます(汗)
(「ご要望に添えたのだろうか？」そして「不本意ながらお金を支払っていないだろうか？」みたいな)
この悩みを解決するにはそれなりの覚悟が必要です。
では私がどうやってその覚悟を決めたかと言いますと．．．
『私が提供したサービスでお客様が満足され、その対価としてお気持ち(お金)を頂いているんだ』
こう思うようにしました(微笑)
そう、「お客様が感謝の気持ちを表したのがお金なんだ」と思うようにしたのです。
(形のない感謝を形にするとお金になる訳です)
それからはお客様からお金を頂く事に抵抗が無くなりました(笑)
よくよく考えて見れば我々の生活でも、結婚のお祝いや出産祝い、成人のお祝いや就職祝いと、お祝い事がある度にお金を包みますよね。
気持ちを形に表すときに最も的確な方法がお金なんだと思います。
そう言えば随分昔に母の日に服を贈った事があります。
その時の母が言ったのは、「せっかく貰ったけどこれは着ないタイプの服だから無駄になっちゃう、勿体ないからこれからはお金で良いよ」って言われた事があります(笑)
(よくよく考えたら図々しいですよね…笑）
この時に「なるほど、日々の感謝の気持ちを物で表さなくても良いんだ(お金で良いんだ)」と学びました。
こうした過去の記憶も手伝って、お客様からお金を頂く事に抵抗が無くなりました(笑)
最近では、お金を頂くときに「これからもお客様のお役に立てるよう頑張ろう」という想いでいます。
そうすると自分の能力が停滞することなく、常に前進して行けます。
恐らくお金を頂くときのマインドが「やる事をやっているんだから、お金を頂いて当然」というマインドになってしまったら、自分自身の成長は止まってしまうと思います。
自分の成長があってお客様の発展がある訳ですから、常にこのマインドであり続けたいと思っています。
これが私のしているお金の頂き方です(微笑)