仕事柄コミュニケーションについて考える事が有ります。
コミュニケーションが上手く取れているお客様は継続率が高いように思います。
お客様とコミュニケーションを取る手段として真っ先に思いつくのが『言葉(言語コミュニケーション)』ですが、実は他の方法も存在しています。
例えば、施術前後の触診です。
施術前に体の歪みのチェックをすると痛みを訴え、施術後に同じ部位に触れると痛みが軽減していたりします。
こうした触診(圧痛の変化)もコミュニケーションの一つになります。
このような言葉以外のコミュニケーションを『非言語コミュニケーションと』言います。
つい我々施術家は、言葉(言語コミュニケーション)に偏りがちで、説明口調になってしまいます。
お客様にとって適切な説明量なら耳を貸して下さいますが、キャパを越すと「説得されている」ように感じてしまい、不快な思いをさせてしまいます。
(そんなお医者さんと出会った事ございませんか?)
非言語コミュニケーションの素晴らしい所は、「お客様を説得するのではなく納得してもらえる所」です。
(百聞は一見に如かずって事ですね…笑)
言葉に頼ると説得になり、言葉を減らすと納得してもらえる(微笑)
不思議なものですね。
多くのお客様に慕われる施術家は、言語(コミュニケーション)と非言語(コミュニケーション)のバランスが良いのだと思います。
お客様が抱く不安を安心へ変え
不信感を抱かす事無く信頼感につなげる事。
これが大切な事なのだと思います。
兎角施術家は職人のように思われがちですが、職人気質では成立しません。
なぜなら対人商売だからです。
目の前のお客様の心理を感じ取って、適したコミュニケーション方法を用いることで良好な関係になるのです。