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こんにちは。

 

あきま操整体の秋間です。

 

今日のお題は可動域を広げれば行動範囲も広がるです。

 

このお題を見ても、若い人はピンとこないかも知れませんが、身体機能が低下し始めた高齢者の方はよく分かると思います。

 

そもそも身体機能が低下し始めた高齢者とはどのような状態なのか?

 

現在の風潮では「身体機能の低下=筋力低下」のように広がっています…が

 

実は「身体機能の低下=筋力低下」だけではありません。

 

では筋力低下以外の身体機能の低下って一体何だと思いますか???

 

ズバリ関節の可動域の低下です!

 

関節の可動域が低下するとはどういうことか...

 

例えば

 

昔よりも前屈や後屈が硬くなった...や

 

肩(腕)が挙がらなくなった...など

 

以前はスムーズに動いていた関節が、動きにくくなってしまった状態

 

これが関節の可動域が低下した状態です。

 

高齢者の関節可動域の低下は「立ったり歩いたりと」生活に必要な動作にまで影響を与えてしまいます。

 

高齢者が生活動作をしにくくなると最後はどうなると思いますか?

 

それは...

 

寝たきりになるということです。

 

恐ろしいと思いませんか⁉

 

たかが関節可動域が低下しただけで生活動作がしにくくなり、最後には寝たきりになってしまうなんて

 

残念なことに関節可動域の低下は筋力を補強することでは解決できません。

 

ここを間違えてしまうと、努力のわりに成果を感じるられません。

 

関節可動域を正常に戻すには正しい手順が必要ということです。

 

関節可動域が低下すると最後は寝たきりになると書きましたが

 

その前に予兆はないの?

 

と思いますよね。

 

もちろんいくつか予兆はあります

 

一番わかりやすい例は

 

「長時間同じ姿勢(例えば椅子)からスムーズに立ちにくくなった」

 

「朝の起き上がりがしにくくなった」などです。

 

こうした予兆の原因は

 

長時間同一姿勢をしているうちに筋肉が緊張してしまい、動き出すときに動きにくくなるということです。

 

長時間の同一姿勢 →→→ 筋肉の緊張 →→→ 動き出すとき動きにくい

 

こんな感じです。

 

このような悪循環に陥ると体を動かそうとする度に痛みを感じ、つらい思いするので次第に動く回数を減らしてしまいます。

 

今まで当たり前のように出かけていた場所にも、だんだん身体機能の低下が進むと出かけなくなります。

 

こうした行動回数が減ったり、行動範囲を狭める兆候も良くチェックしていくと現状がわかってきます。

 

例えば

 

海外旅行に行くのが趣味だった方が

国内旅行しか行かなくなった

日帰り旅行しか行かなくなった

誰かに連れて行ってもらえるときにしか旅行に行かなくなった

市内くらいしか出かけなくなった

電車(やバス)に乗って出かけなくなった

町内くらいしか出かけなくなった

自宅の周辺しか出かけなくなった

自宅の庭しか出なくなった

自宅内(室内)しか動かなくなった

自分のベッド周辺しか動かなくなった

最後には寝たきり...という訳です。

 

身体機能の低下は行動範囲の低下も直結しているのです。

 

逆に考えると

 

関節の可動域が正常であれば、日常動作がスムーズに行えるので自然と一日の動く回数が多くなります。

 

そしてスムーズに動ける人ほど行動範囲も広いはずです。

 

もしこれを読まれているのが家族に高齢者が居る方でしたら、「行動回数の減少」「行動範囲の低下」を気にかけてみてください。

 

そういえば最近座椅子に座りっぱなしで動かなくなった...とか

 

前はどこどこまで出かけていたのに出かけなくなった...とか

 

こんなことからも高齢者の身体機能の低下が分かりますからね。

 

ご参考になさってください。

 

以上、可動域が広がれば行動範囲も広るでした。

 

あきま操整体は全ての高齢者を健康にします!