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こんにちは。

 

あきま操整体の秋間です。

 

今日のお題は「また来てね」に込められた想いです。

 

時折このブログで私の両親の話を書くことがあります。

 

自分がある程度の年齢になったからなのか、以前にも増して親のありがたみが分かるようになりました。

 

なぜ親のありがたみが分かるようになってきたのかと言いますと

 

お客様に話す内容や、プライベートで友達との会話など...

 

親が良く口にしていた言葉や話を、いつの間にか口にすることが増えてきたからです(微笑)

 

今日の話はそんな両親にまつわるちょびっとだけハートフル(?)なお話です。

 

あきま操整体には時折地元の幼馴染が来ます。

 

以前はその幼馴染と昔話なんてすることもなかったのですが、気が付けば昔話に花が咲く事も増えました。

(年を感じますね~笑)

 

その幼馴染は私の父の事をとても好きで、子供の頃遊びに連れて行ってもらった事を今でも嬉しそうに話をしてくれます。

 

私の父は昔から子供が大好きで、近所の子供たちを集めて良く遊びに連れて行ってました。

(今では多分アウトだと思います...冷汗)

 

私が小学生の頃、その幼馴染が家に遊びに来ていたりすると私たちを連れ出し、川遊びをしに行ったり釣りをしに行ったりと沢山楽しませてくれました。

 

こうした記憶は40年経っても色あせることなく私たちの心に刻まれております。

 

私も実家を出てしばらく経ちますが、今でもちょいちょい実家に顔を出します。

 

両親と顔を合わせても、これと言って大きな話題もなく、会話をしたようなしなかったような...

 

毎回こんな調子ですが、きっとお互いの顔を見るだけで十分なんだろう(と解釈しています)。

 

うちの両親は毎週水曜日にあきま操整体に来て小野先生の体操を受けています。

 

私も時間がある限り顔を出して両親の様子を見学するようにしています。

 

そんな訳で、まあまあ顔を合わせているのですが

 

それでも実家に行く度に父は

 

「最近はどうだ?」と聞いてきます(笑)

 

酔っぱらって帰ってきて、私の姿を見つけても必ず

 

「最近どうだ?」と聞いてきます(苦笑)

(絶対覚えていないハズなのに)

 

私も『ちょっと面倒くさそう』に、かつ『ちょっと照れくさそう』に

 

「いつもと一緒だよ」と答えます(照笑)

 

こんなやり取りが父も安心するんだろう(と解釈しています)。

 

そして帰るときに、これまた決まって

 

「また来てね」と言ってくれます。

 

そして私は決まって

 

『ちょっと面倒くさそう』に、かつ『ちょっと照れくさそう』に

 

「は~い」と言って帰ります(照笑)

 

これがお決まりの形です。

 

先日、幼馴染が店に来て、昔話が始まり、この時もうちの父親の話になりました。

 

その時に今の話をしました。

 

するとその幼馴染が自身の記憶とこの話が結び付いたようで

 

「そういえばアキのお父さん、俺にもいつも同じこと言ってるよ!」と言い出しました(驚)

 

うちの父は地元のお祭りを毎年欠かすことなく顔を出します。

 

幼馴染も毎年神輿を担ぐので、その時に顔を合わせるようです。

(私は毎年仕事で、何年も祭りに行っていません...汗)

 

その時決まって

 

「最近どうだ?」から始まり

 

「また来てね」で終わるようです。

 

この話を聞いて、息子である私にだけしているのかと思ったらそうでない事に少々の驚きを感じました。

 

そう言われてみると、昔っから人を家に上げては帰るときに「また来てね」って言っていたような気がします。

 

きっと自分が好きな人には「また会いたい」という気持ちから

 

自然と「また来てね」と言っているのでしょう(と解釈しています)。

 

私にとって余りにもありふれた光景なので、四十数年間気づく事もありませんでした。

 

多分自分だけでは一生気付けなかったかも知れません。

 

幼馴染が私の父の事を好きでいてくれたからこそ、

 

そして父が幼馴染の事を好きでいてくれたからこそ

 

気付けたように思います。

 

 

 

 

私の仕事は一期一会ではありますが

 

いつの間にか長年通い続けてくれる方がたくさんいらっしゃいます。

 

いくら気心知れた常連のお客様であっても

 

「また来てね」なんて言葉は使いませんが

 

自然と父がいつも口にしている「また来てね」と同じ気持ちを持ってお見送りしているように感じます。

 

サービス業とは程遠い職業をしてきた父ですが

 

なぜかサービス業の神髄ともとれる行動をとっていたようです。

 

私は秋間家の中で一人だけこのような仕事に就きました。

 

親から学ぶことが無くこの仕事をしていると思い込んでいましたが、それは大きな勘違いでした。

 

四十数年かけて私の心に大切なものを染み込ませてくれていたんですね。

 

そのお陰でこの仕事をまい進出来ている事に気が付きました。

 

私の宝物として一生大切にしたいと思います。

 

次に実家に顔出した時は

 

いつもの

 

『ちょっと面倒くさそう』に、かつ『ちょっと照れくさそう』な相槌の中に

 

たくさんの感謝を込めますね(微笑)

 

ありがとうございます。

 

 

 

さあ今日も最幸な一日が送れそうです。

 

一緒に頑張りましょう!