こんにちは。
あきま操整体の秋間です。
今日のお題は「親の体を診るという事」です。
私は極力毎週末、実家に顔を出し両親の体を診るようにしています。
この話をお客様にすると皆さん
「あきま先生親孝行ですね~」と仰ってくれます(汗)
私としても親孝行という気持ちもありますが
実は親孝行以上に思うところが有りこの習慣を続けています。
一番の目的は「親にいつまでも健康な体であって欲しい」この想いです。
私はこの仕事を長く続けてきて、高齢者のお客様を沢山見てきました。
中には私の両親よりもお若いのに体が不自由になっている人も居ました。
『本来ならこんな状況にならないで済んだはずなのに、体をちゃんとメンテナンスしないとこんな状況になってしまう事もあるのか…』
こんな思いになりました。
『こうした経験を無駄にしたくない』
いつしか、「親孝行」という感覚から
この想いの方が大きくなりました。
更に昨年私の幼馴染のお父さんが無くなりました。
実家同士が近い事もあり、両親と一緒に参列しました。
その瞬間までは深く考えていませんでしたが
葬儀場について幼馴染と顔を見た時に、親を失う事が物凄くリアルに感じました。
その時に
『幼馴染はもう親孝行ができないけど、私はまだ出来るんだから後悔しないようにしよう』と思いました。
何よりも私がしているこの仕事はお客様の体を健康に導く仕事です。
そんな私が、みすみす親を衰えさせてしまっては必ず後悔する...
こんな想いにたどり着きました。
そう!私が両親の施術を続ける理由は「未来の自分が後悔しない為」でもあるのです。
それからと言うもの
「親が体を診て」と言えば、
必ず
「はーい!いつでもどうぞ!」
と答えています(笑)
私は行う側なので、お願いする親の心理は分かりません。
しかし、親が私に気を使っている可能性も考えなければなりません。
例えば
「今日は疲れてそうだからお願いするのはやめよう」
こんな思いにさせてしまっては意味がありません。
だから、常に同じ精神状態で接するようにしています。
そうすれば、要らぬ気遣いをされずに済みますから(笑)
そして何より、こちらが「いつでも診るよ」と言う姿勢を醸し出していればスムーズにいくものです。
恥ずかしながら10年くらい前に
「今日はめんどくさいな~」とか
「今日は疲れてて嫌だな~」とか思う事が有りました。
そんな時は100%バレます(大汗)
たった一回こんな事があるだけで、それから診る習慣がプツリと途絶えました。
こんな経験をしたことも今に繋がっています(大汗)
親に健康な体で過ごして頂き
楽しい晩年を過ごしてもらいたいものです。
それに携われるのですから施術家冥利に尽きるというものです。
どうかすると親孝行というのは
親の気持ちを無視してしまい
自己満足の為に行ってしまいがちです
一番大切なのは親の気持ちです。
だからこそ
『親孝行の為にしよう』という感覚ではなく
『親がそれを喜んでくれているならしよう』
こんな感覚が大切なんだと思います。
それが私にとって「親の体を診る」という事です(微笑)
ご精読有難うございます。