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本文を書き終えて、どんなタイトルが良いかな~と思って、暫く考えて見ましたが、しっくりくるタイトルが思いつかなかったので…

 

こんなタイトルにしちゃいました(笑)

 

決して心霊系の話しではありませんので、安心してお読みください↓↓↓

 

私は今の仕事を始める前はスポーツクラブのトレーナーをしていました。

 

トレーナーをしていた時代に学んだことや、経験した出来事が私の礎となっております。

 

スポーツクラブと言うのは多くの会員様を獲得しないと運営が出来ないビジネスです。

 

規模の大小こそ有りますが、私がしている仕事も同じです。

 

話しは少し変わりますが

 

スポーツクラブには会員種別があります。

 

いつでも使える「正会員」とか

家族で入会するとお得な「家族会員」とか

夜だけ使える「ナイト会員」とか

土日だけ使える「ホリデー会員」とか...

 

実はこれらの会員種別はクラブ側が設定した会員種別ですが、これとは全く異なったもう一つの会員種別があるのをご存じですか?

 

これは決して公には表される事がない会員種別です。

 

それが何なのかと言いますと...

...

...

...

...

...

「幽霊会員」です。

 

幽霊会員がどんな会員だか分かりますか?

 

読んで字の如くです。

 

スポーツクラブに入会しているが、全く施設を利用しない人の事を「幽霊会員」と呼ぶのです。

 

(もっぱらスポーツクラブ側が)

 

それではここで問題です。

 

スポーツクラブ側にとって幽霊会員と言うのはどんな存在だと思いますか?

 

A迷惑な存在

B退会して欲しい存在

C有難い存在

...

...

...

...

...

どうですか?分かりますか?

 

正解は「C」です。

 

では何故「有難い存在」なのかご説明します。

 

理由は簡単です。

 

全く利用する事が無いのに会費を払ってくれるからです。

 

(しかもクレームとか言わないしね)

 

スポーツクラブ側の建前は

 

「せっかく入会しているのですから通って下さい」ですが

 

本音は

 

「そのままおお休み下さい」と思っているのです。

 

だって、下手に幽霊会員が目を覚ましてしまうと退会しかねないですからね(笑)

 

私がトレーナーをしていた時代は、利用頻度が低い会員様にテレフォローと言う業務が有りました。

 

どんな業務かと言いますと、「利用頻度が低いお客様=退会しそうなお客様」なので、対象者に直接電話をしてご利用を促し退会抑制に働きかける業務です。

 

(もしかしたら現在は個人情報保護の観点からやってないかも知れません)

 

とある日にこの業務をしていたら、社員の人が近寄ってきて「このお客様には電話しいでください」と言われました。

 

「ここ数か月の利用が一度もない会員様ですけど電話しなくていいのですか?」と聞くと

 

「この会員様は何年間も利用されていない幽霊会員だから、下手に電話して無駄に会費を払っている事に気づかれてしまうと退会してしまう可能性があるから」との答えでした(汗)

 

この時「なるほど」と思いました(笑)

 

それと同時にテレフォローと言う業務に矛盾を感じました

 

だって、クラブの本音は幽霊会員が増えた方が嬉しいのに、利用を促すんでものね(笑)

 

恐らく

 

「幽霊会員を増やしたいけど、退会はされたくはない」これが本音なんだと思います。

 

(こうした矛盾に気づいてから、私はテレフォローをしなくなりました)

 

 

 

それから数年が経ち、自分で店(あきま操整体)を持つようになりました。

 

スポーツクラブ時代のに得た知識や経験がとてつもない財産になりました(現在も)

 

今回こうして書いている幽霊会員についても私は反面教師として今の仕事に生かしています。

 

『あの頃感じていた矛盾を全部クリアにする』

 

そんな思いもあって、あきま操整体を立ち上げた時、「月謝制」という選択肢を捨てました。

 

現金の都度払いか、回数券を購入してご利用の分だけお使い頂くか、二つに一つ!

 

これこそ明瞭会計です(笑)

 

月謝制は確かに双方にメリットがるかも知れませんが、

 

幽霊会員が出来てしまう可能性があります。

 

幽霊会員が出来てしまうと、幽霊会員を増やす方に気持ちが働いてしまいかねません。

 

こんな事をしていては、あの時代と全く同じです。

 

自分が嫌っていた事を自分がやってしまったら、お客様から信用を得る事なんて出来る筈もございません。

 

現在開業から16年が経ちましたが、間違いなく正しい選択をしていると自負しています(微笑)

 

 

 

以上「幽霊は存在する!」でした。

 

くれぐれも幽霊にならないようにお気を付けくださいね~